すけたろう日記 手さぐりスタート!低学年からの中学受験

すけたろう日記 手探りスタート! 低学年からの中学受験準備

公立中高一貫中学受験、2026年の受験(受検)に向けて、低学年からどんなことを学び、体験していったらいいか。子供と共に奮闘するパパの記録です。夫婦フルタイムでの共働きという制限の中、精一杯のサポートをしてあげたいなと思っています。

都立中高一貫校過去問から探る低学年(1年生)のうちから準備できること

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本当は今年の問題(令和3年度入学生用問題)をさっそく解いてみたいのですが、著作権の利用許諾を取るまでHP上ではアップされないとのこと。単なる事務手続き上のことであると思われるのでいずれアップされるでしょう。その際はまた改めて。

今日は主に昨年の問題を解いてみて感じたことを書いてみます。

 都立中高一貫校の入学者選抜

6年間の一貫教育を行う場で、高校受験がありません。

高校からの入学者の募集を行っていない、中等教育学校と、

他の中学校からの入学希望者を受け入れるために高校入試を行う併設型(都立中学校+都立高校)の2種類あります。

 

入学者の決定に当たっては、各校の特色に照らした適性検査等が行われます。

適性検査とは、自分自身で問題を発見し、筋道を立てて考え、よりよく解決しようとする態度や能力などをみるために行う検査です。難関私立中学等で見られる、特殊算のような学校で習わない問題が出題されることはありませんが、対策なしでは太刀打ちできない現状にあります。

 

入学者は、適性検査と報告書(いわゆる内申点)との総合判定で決定されますが、今日は、適性検査に絞って記事を書いてみます。

 

平成27年度入学の適正検査から、都立中学の入試は、共同作成問題と各校独自問題との組み合わせで実施されています。共同作成問題は”検査問題共同作成委員会”が作成、各校独自問題は各都立中学校が設置する”検査問題作成委員会”が作成しています。

以下、一覧にしてみました。

中等教育学校

学校名 所在地 適性検査I 適性検査II 適性検査III
小石川中等教育学校 文京区 共通 共通
一部独自
実施
桜修館中等教育学校 目黒区 独自 共通
一部独自
-
立川国際中等教育学校 立川市 独自 共通 -
南多摩中等教育学校 八王子市 独自 共通 -
三鷹中等教育学校 三鷹市 独自 共通
一部独自
-

 

 

併設型(都立中学校+都立高校)

学校名 所在地 適性検査I 適性検査II 適性検査III
白鷗高校・附属中学校 台東区 独自 共通 H30(2018)から実施
両国高校・附属中学校 墨田区 共通 共通 実施
武蔵高校・附属中学校 武蔵野市 共通 共通
一部独自
実施
富士高校・附属中学校 中野区 共通 共通 実施
大泉高校・附属中学校 練馬区 共通 共通 実施

 

適性検査I

出題傾向・内容

国語の問題です。長文の文章を読み、それに対する問題が3問程度出されます。最後の3問目は、自分の考えを400字~500字程度でまとめる問題が出されることが多いです。

昨年の共通問題と、立川国際中の独自問題を解いてみましたが、共通問題と独自問題の傾向は似ており、対策に特別な差はないと思います。

求められる能力

  • 長文の文章を読み、正確に内容を理解できる力
  • 長い文章を苦もなく書ける作文力
  • 理由・根拠などをもとに論理的な主張を展開できる力

低学年(小1)から準備できること

  • 何はともあれ読書! 読書で長文読解に不可欠な語彙力を磨く。
  • 漢字の正確な読み書き
  • 国語の問題集などで、文章の”読み方”を学ぶ。
  • 日記などで文章を書く鍛錬をする。書く力の鍛錬にオススメなのが以前に紹介した”ブンブンどりむ”です。

 適性検査II

出題傾向・内容

算数、理科、社会といった複数の分野にまたがる教科横断的な問題です。データやグラフが多く、それを正確に読み取ることが必要です。

社会的な常識力がすでに身についている大人がじっくり解くと、それほど難しくはないはずです。しかし、実際に時間を図って解いてみれば分かるのですが、これを制限時間45分で解くのは至難の技です。難しくないけど、時間がかかりやすい問題が散見されます。

求められる能力

  • 早く正確に計算する力
  • データやグラフなどの資料から素早く正確に情報を読み取る力
  • 複雑な条件を論理的に整理する力
  • 簡潔に文章を書くことができる力
  • 社会的常識力

低学年(小1)から準備できること

  • 豊富な実体験をさせる=社会的常識力を身につける

昨年はバスの乗り方や公共車両優先システムの問題が出されました。実際にバスに一人で乗った経験を持つ子は、実体験を想像しながら問題を解くことができ、有利に働いたと思われます。

様々な実体験に裏付けされた確かな知識は強力です。

  • 計算練習(これは公文がいいですかね?? うちは通っていませんので自宅で100マス計算などをさせたりしています。)
  • パズルなどで、条件を整理する力を伸ばす。パズルのオススメは、以前の記事でも紹介したWONDER BOX(ワンダーボックス)

適性検査III

出題傾向・内容

上の表を参考にしていただきたいのですが、独自問題であり、そもそも適性検査IIIを実施していない中学校もあります。

 

がしかし、白鷗中学校が平成30年度入学の試験から導入しており、現在導入していない中学校でも、今後導入の可能性があるかもしれません。。。

 

昨年の両国高校附属中学の問題を解いてみました。かなりの計算力が求められます。宇宙旅行が題材にされ、地球と火星の距離なんかが出てきました。3億9000万キロとか、少々面喰いました。

また、パズル的な問題が出題されました。

算数のほかには理科的問題が出題されることもあるようです。

適性検査IIの上級編といったイメージでしょうか。

求められる能力

  • 計算力
  • 立体などの空間把握力
  • 科学的、数理的な分析力
  • 様々な情報を考察し、判断・解決する力

低学年(小1)から準備できること

  • 計算練習(やっぱり公文がいいですかね?? この記事書いてると通わせたくなってきました。。)
  • パズルを解く力や空間把握力向上にWONDER BOX(ワンダーボックス)

 

今日は、適性検査を解いてみて、低学年から準備できることを考えてみました。

過去問は親が一度は解いてみましょう。合格までに必要なことが見えてきます。

それではまた。

 

 

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